ミャンマーは4日、独立記念日を迎えた。64年前のこの日、ミャンマーは英国の植民地支配から脱した。この日を祝うためにテイン・セイン大統領は2日、恩赦令に署名した。政府発表によると、3日から全国各地で収監者が釈放された。
この措置は、昨年から進められてきた変革の延長線上にある。こうした変革の中で特に注目されたのは、アウンサンスーチー氏の指導する野党勢力に選挙への出馬を認めたことだ。
変革の次の一歩は何か?西側諸国は長年続けてきた制裁を緩和するのだろうか?ミャンマーの政局の行方や外部環境の変化に対して、各国メディアはいずれも慎重姿勢だ。ミャンマー政府高官が「変革の第一歩を踏み出した後、後戻りする可能性は低い」と繰り返し強調していることも注目される。
中国は友好的隣国としてミャンマーとの関係を強く重視し、ミャンマー情勢の変化に対してしかるべき関心を保っている。ミャンマーが自国の国情に沿った発展の道を歩むことを支持し、国内の政治的和解と対外関係の改善に向けたミャンマー政府の努力を積極的に評価している。中国は国際社会はミャンマーに建設的支援を行い、民族和解と民主・発展の段階的実現に向けた環境を整えるべきだと強調している。制裁や圧力が問題の解決に無益なことは長年の実践が証明している。
注意すべきは、西側の一部にはミャンマーに生じた変化にかこつけて中国の存在を誇張し、さらには根拠なくこうした変化の対立面に中国を据える動きすらあることだ。
ミャンマーの繁栄と安定はミャンマー国民の根本的利益に合致し、地域の発展とASEAN統合プロセスの推進にもプラスだ。中国はミャンマーの政局安定、経済発展、社会の進歩を望んでいる。米国を含む西側諸国とミャンマーの接触強化も、同様に歓迎している。