日本のメディアが伝えたところによると、日本が独自に開発した初の第4世代主力戦車「10式(ひとまるしき)戦車」が10日、陸上自衛隊富士学校で報道公開された。自衛隊に就役した10式戦車初号機は三菱重工集団などが開発、日本が50年ぶりに自主開発した純国産戦車だ。
新型戦車は全長9.42メートル、幅3.24メートル、高さ2.3メートル、重量44トン。90式戦車より小型だが、機動性が高く、日本の山地での作戦に適している。主砲には日本製鋼所が開発した国産44口径120mm滑腔砲を備え、国産徹甲弾と全自動装填装置を使用している。1両あたり約9億5000万円。乗員は車長、砲手、操縦手各1人。
同戦車は戦闘力が他の戦車を上回るほか、日本が独自に開発した敵の位置と戦闘力に関する情報を分析できるC41システムを初めて搭載、戦車間で敵の行動に対応するのに便利で、戦場における対応力と協同策戦力が大幅に向上した。
10日に行われた新型戦車の安全をを祈願する「入魂式」で、同校の川嶋昌之機甲科部長は「10式戦車は世界トップクラスの戦車であり、陸上自衛隊の幹部教育と軍事装備の研究において積極的な役割を発揮する」と式辞を述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月13日