米国の新型無人機「アルゴス・ワン」
米国の新型無人機「アルゴス・ワン」
米無人偵察機「アルゴス・ワン」はいくつかのユニットからなるため、分解でき、保管や輸送に便利だという。
米国の無人偵察機といえば、小鳥のような外観の飛行体が思い浮かぶ。とりわけイランが米製無人機を撃墜し、無人機の技術を入手したと大々的に発表した後、その印象はさらに深まった。
しかし米国は最近翼がなくても飛べる驚くべき無人機を設計した。
英紙デイリー・メールの電子版は27日、「アルゴス・ワン」と名づけられた無人機はワールド・サーベイランスグループ(WSGI)が米国防省のために開発したものと報道。
いくつかのユニットからなるため、分解でき、保管や輸送に便利だという。重さ約13.6キログラムの高性能センタとカメラを搭載可能で、約3048~6096メートル上空で偵察を行え、辺鄙な地域や天候による影響を受けない。
また、数時間内に組み立てが可能で、どんな場所でも離陸できる。
同社の声明によると、任務執行中はほぼステルス状態で、レーダーに探知されにくいが、航空機の先端に設置されている偵察装備だけがレーダーに反射するという。
「アルゴス・ワン」は、ギリシャ神話に登場する何も見えないものはない巨人アルゴスの名にちなんで付けられ、同機はまるで「空の眼」のようで、重要な映像や情報を無線で常に伝送し、地上制御システムが直接それを受信する。
同無人機は現在秘密の場所でテストを行っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月29日