中国の何亜非国連ジュネーブ常駐事務所・スイス国際機構代表は27日、スイスのダボスで、中国政府は従来から、自国企業の海外進出を指導し、促進することを重視していると語った。
何氏は27日、招かれて出席した世界経済フォーラム2012年ダボス年次総会の「中国企業の海外進出に関するセミナー」で次のように述べた。中国企業の海外進出は、経済のグローバル化が急速に進んでいる時代の要請であり、中国の改革開放と企業発展の客観的要請でもある。近年、海外に進出する中国企業は一段と多くなっているが、中国企業の国際化は依然として新しい事象である。
さらに次のように指摘した。中国政府は従来から、自国企業の海外進出を指導し、促進することを重視しており、政策や立法などの側面から、海外に進出する企業の社会的責任などについて明確な要求を出している。中国は国際ルールの制定にも積極的に的に参加し、あらゆる保護主義に反対し、自由投資に役立つ国際環境を整えることにも貢献している。各国と共に努力し、中国企業が積極的に海外に進出できるようにしていきたい。
また次のように表明した。中国企業は正しい社会責任感を確立し、企業の対外投資戦略の重要な一部として社会責任をとらえ、企業の利益と社会の利益の両方に配慮していかなければならない。中国企業は文化の融合に努力し、相手国の歴史、文化、伝統、宗教、習慣を十分に尊重し、企業管理様式という側面から、相手国企業の優れた経験と手法を研究し、理解と勉強に務め、長所を取り入れて短所を補い、互いに融合していかなければならない。
「新華網日本語」2012年1月30日