中国政府の作業チーム一行6人は31日、スーダンで反政府武装勢力に拉致され、行方不明になっている中国人労働者の救出をサポートするため、スーダンの首都ハルツームに到着した。
作業チームのリーダーを務める邱学軍氏は空港で記者の取材に対し、「チームの主な任務は中国駐スーダン大使館と協力し、スーダン政府と意思疎通をしながら、中国人従業員の安全を確保するという前提で一刻も早く救出することだ」と述べた。
また、邱氏によると、事件発生後、中国政府は事態を重く受け止め、外交部と中国駐スーダン大使館は緊急体制に入り、行方不明になった従業員の捜索・救出作業に乗り出した。
中水電集団公司が進める南コルドファン州の道路工事現場が28日、反武装勢力「スーダン人民解放運動北部局」に襲撃された。当時現場にいた中国人労働者47人のうち、29人が反政府武装勢力に連れ去られ、1人が行方不明となった。
中国駐スーダン大使館と中国当局は現在、スーダン側と連絡を取り、中国人労働者の救出と捜索に努めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月1日