習近平国家副主席は15日、米国の友好団体主催の歓迎午餐会に出席。「中米協力パートナーシップの素晴らしい明日を共に築く」と題するスピーチで、ジョージ・ワシントンの言葉を引用し、中国の核心的利益や重大な懸念をしっかりと尊重するよう米側に呼びかけた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
習副主席は「米国の初代大統領ワシントンは『友を評価する本当の基準は言葉ではなく行動だ』と述べた。われわれは米側が常に中米間の3つの共同声明の精神を恪守し、『1つの中国』政策を堅持し、実際の行動によって『台湾独立』に反対し、両岸関係の平和的発展を支持することを希望する」と指摘。「米側がチベットを中国の一部と認め、『チベット独立』に反対するとの約束をしっかりと履行し、チベット関連の問題を慎重かつ適切に処理することも希望する」と強調した。
人権問題については「中米は実際の国情や歴史文化が異なるのだから、人権問題において溝があるのも正常だ。人類史を見渡すと人権事業の発展は一貫して、絶えず改善し、完全なもにしていく過程だ。中米両国は引き続き対話や交流を行い、相手国が国情に基づき選択した発展の道を尊重するとの両国元首間の共通認識を実行に移し、両国の人権事業をさらに完全なものにすることができる」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年2月16日