イラン地元テレビ局のニュース報道によれば、イランの専門家は15日、イランが始めて国産核燃料棒のテヘランにある研究用原子炉への装填を終えたことを明らかにした。
テレビ画面から、イランのアハマディネジャド大統領が、イランの政府要員や科学者と共に燃料棒の装填の様子を見学している様子がわかる。この日の報道で、テヘランにある原子炉では放射性薬物の精製が可能で、がんなどの治療に使用できるという。西側や国連の制裁はあったが、イランは核燃料再利用技術をすでに掌握したと報道されている。
イラン学生通信社は、この日イラン国家最高安全保障評議会のアリ・バゲリ副書記の発言を引用し、今回の核燃料棒はイランの科学者が自国で研究開発したものであると報道。また、バゲリ氏は、イランは西側の援助が得られないため、国産の純度20%濃縮ウランを生成し、核燃料棒を作り出した。宗教上の聖地であるゴム近郊のファルドウラン濃縮工場で生成を始めている。
イランは先月1日、イランの原子力機関の研究員が始めて国産の核燃料棒生成及び試験運転に成功したと公表していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月16日