パネッタ米国防長官は、ワシントン・ポストのコラムニストであるデビッド・イグナチウス氏の取材を受け、「イスラエルは“イランがその頃、核兵器の製造に着手している段階に入る”ことを確認しており、今年4月から6月にかけ、イランの核施設を攻撃する可能性が高い」と示唆した。
ニュースサイト・フォックスは、米国の態度がどうであれ、イランの核兵器製造が米国にとっては戦争をしかけるレッドラインになると分析。だが、イスラエルはこれより堪え性がない。目下のところ、イスラエルがレッドラインと想定しているのは、イランが核兵器を製造できる材料を持っていることだ。言い換えれば、イスラエルはイランが今年の春には十分な濃縮ウランを貯蔵し終わり、核弾頭の製造が可能になると予測している。
パネッタ米国防長官は先日、「イランはおそらく1年前後で核弾頭を製造し、1、2年以内に核弾頭の発射装置を開発するだろう」と発言している。米国は、軍事衝突も想定に入れた“すべての手段”を使ってイランが核兵器を持つことを阻止するだろう。
また、2月2日の米国ブルームバーグ・ニュースでは、イスラエル参謀総長のガンツ氏が1日、首都テルアビブで語った話として、もし、経済制裁でイランの核兵器開発が停められなければ、イスラエルは軍事力を増強し、それなりの準備をしなければならない。イランが1年以内に核武装するだろうから、イスラエルは想定される軍備を整えなければならないと伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月3日