中国の王民国連次席大使は16日、国連総会での対シリア決議案の採決後、「中国は無辜の市民に対する一切の暴力行為を強く非難する。シリア政府と各政治勢力に対し、全ての暴力を直ちに停止し、国家の安定と社会の正常な秩序を早急に回復するよう促す」と表明した。
王次席大使は「中国政府は一貫して独立自主の平和外交政策を遂行し、地域と世界の平和・安定に尽力している。中国はシリア情勢の推移を注視しており、シリア危機がエスカレートし続け、市民の死傷を招き、中東地域の平和と安定に影響を与えていることを深く憂慮している」と表明。「中国はシリア各方面に対し、先決条件なしの包含的な政治対話を直ちに開始し、全面的な政治改革の計画と枠組みについて協議し、新憲法草案の住民投票と議会選挙をできるだけ早く実施し、各勢力の参加する民族団結の政府を構築し、これを基礎に改革計画を全面的に実施するよう促す」と述べた。
「人民網日本語版」2012年2月18日