習近平副主席の訪米終了を前に、同行した楊潔チ外交部長(外相)が同行記者団との会見に応じ、訪米の重要な意義と大きな成果について次のように説明した。
習近平国家副主席はバイデン副大統領の招待で13日から17日まで、米国を公式訪問した。これは中米関係において重大な出来事であり、胡錦濤主席の昨年1月の訪米時のオバマ大統領との重要な共通認識の実行をさらに進め、相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく中米協力パートナーシップの建設を推進することが目的だった。
習副主席は今回の訪問で米側と全方位的、重層的、広範な分野の良好な連携をし、理解の深化、相互信頼の強化、協力の拡大、友情の促進という目的を達成し、申し分のない成功をおさめた。
具体的には、以下の面で重要な成果をおさめた。
■中米関係の推進という重要な共通認識を深化
習副主席はオバマ大統領に胡主席からの返書を渡し、米側と共に信頼を強化し、共通認識を打ち固め、協力を拡大し、両国元首の定めた相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく中米協力パートナーシップの建設という正しい方向にそった両国関係のたゆまぬ前進を促すことへの期待を表明。相互理解、協力強化、利益共有の深化以外に、双方に選択肢はないと述べた。オバマ大統領とバイデン副大統領は胡主席と習副主席の重要な意見に賛同。米中関係は世界において最も重要な二国間関係の1つだと指摘し、中国側と共に米中協力パートナーシップの構築を推し進める意向を表明した。また「米中両国は現在に限らず、21世紀全体を通じて協力を展開することができる」と指摘した。
双方は共に、対話や意志疎通を通じて戦略的相互信頼を強化することの重要性を強調。敏感な問題については慎重かつ適切に処理することが非常に重要との認識で一致した。