国防部の定例会見で23日、耿雁生報道官が新年度の国防費について説明した。
----メディアや研究機関は、中国の国防費が2015年までに1198億ドルから2382億ドルへと倍増し、他のアジア太平洋諸国の合計を上回ると報告している。多くの国のメディアは、アジア太平洋諸国は大規模な軍備購入を行い、軍拡競争を繰り広げるとも見ている。
国防費の構成については、毎年「両会」(全国人民代表大会と全国政協会議)期間、同年の国防予算を発表する際に説明している。国防費は人員保障の日常経費、装備方面の費用、訓練方面の維持費などの3つに分けられる。
最近メディアが割合多く注目しているのが、中国の軍事費に関するジェーン・ディフェンス・ウィークリーの報道だ。この報告のいくつかの数字がどのようにして得られたものなのか、私はわからない。中国は一貫して国防建設と経済建設の協調的発展の方針を堅持し、国家の安全保障上の必要と国民経済の発展水準に基づき、国防予算の規模を合理的に定めている。安全保障上の必要と経済力以上に軍事力を発展させることも、いかなる国と軍拡競争を行うこともない。
「人民網日本語版」2012年2月24日