人民日報:改革せず危機に陥るよりも、「完璧でない」改革の方がまし

人民日報:改革せず危機に陥るよりも、「完璧でない」改革の方がまし。

タグ: 中国,改革

発信時間: 2012-02-24 09:50:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1978年に始まった中国の改革は現在、舟が中流まで来た時のように、進路がさらに開けると同時に、激しさを増す波風に前進を妨げられている。発展してきたことによる問題、公平と正義への焦慮、確定した道筋への憂慮と嘆息。トウ小平氏の南巡講話から20周年、第18回党大会を前に、改革に対する人々の懸念は、過去30数年来開放が先導してきた改革が新たな歴史的段階に入ったことを物語っている。23日の「人民日報」が伝えた。

思想の制約を打破し、現実の利益に抵触する。改革は開始当初から既存構造に挑戦しており、異議を伴うことも避けられない。

「石を探りながら河を渡る」から「最上層の設計の改革」へ、経済分野から社会・政治分野へ。改革は前へ推し進めるほど、抵触する矛盾が深まり、関わる利益が複雑化し、ぶつかる抵抗も大きくなる。平易な言葉で表現するなら、容易な改革は大方終わり、残っているのは手を焼く難事ばかりなのだ。これは回避するわけにはいかないし、そのすべもない。

改革はもめ事を引き起す、自ら面倒を招く行為だ。完全無欠にすることも困難だ。30数年を経て水が深まり、最も困難な問題に挑戦する中、どんなに計画が緻密でも、どんなに卓越した知恵があっても、改革は常に一部から非難を招く。既得権益者は強い発言権を行使して改革を妨害する。メディアや大衆はあらを探すように改革を注視する。中にはユートピア思考で苛酷な要求を突きつける者さえいる。改革を行う者としては、真剣に民意に耳を傾け、流言に左右されず、知恵と慎重さと同時に、勇気をもって取り組むことが必要だ。

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