核安全保障サミット開催を前に、中国は各界から関心と注目を集めている。中国政府が19日にソウルで開かれる核安全保障サミットへの胡錦涛主席の出席を発表後、韓国連合通信社、KBSテレビなど大手メディアは直ちにこれを報じ、胡錦涛主席のサミットでの談話に期待を示した。
韓国核安全保障サミット準備企画団は20日、参加国・国際組織の代表者の数を発表した折、中国の胡錦涛国家主席と米国のオバマ大統領が今回のサミットに出席すると特に強調した。韓国紙「中央日報」中国研究所の劉尚哲所長は記者に、韓国国内のメディアは、中国に核安全保障の方面で大きな役割を発揮してほしいと胡錦涛国家主席の出席にかなりの関心を寄せていると述べた。同紙はこれについて、張鑫森・駐韓国中国大使にインタビュー、大きく紙面を割いて報道した。
張大使も「中国政府は核安全保障問題を高度に重視。常に責任ある態度で、核拡散と核テロリズムを断固反対するほか、核安全保障力を全面強化し、核安全保障に係わる国際的義務を厳格に履行、国際協力に前向きに参加するとともに、できる限り発展途上国に核安全保障に係わる援助を提供している。胡錦涛国家主席がハイクラスの代表団を率いてサミットに出席することが、中国側の今回のサミットへの重視、ソウル安全保障サミットへの積極的な支持を表している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月26日