胡錦涛・中国国家主席は27日、ソウルで開催中の核安全サミットで、中国の核セキュリティ分野における政策とそれに対する努力、重要措置について語った。
中国は国としての核セキュリティ能力建設を非常に重視し、核セキュリティに関する国際的義務を厳格に実施、国際協力を幅広く展開し、大型イベントでの核セキュリティを確保するほか、核セキュリティおよび原子力エネルギーの安全に対し積極的な支援を行っていると説明。
新しい情勢下における核セキュリティの増進について、次の点を強調した。
(1)科学的、理性的な核セキュリティ理念を堅持し、原子力エネルギー発展の自信を強める
(2)核セキュリティ能力の建設を強化し、核セキュリティ国としての責任を果たす。
(3)国際交流と協力を深化させ、世界的に核セキュリティのレベルを高める。
(4)表面的なものとその原因になるものにともに気を配り、総合的に管理し、核拡散および核テロリズムの根源をなくす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月27日