中国衛生部公式サイト27日付の情報によると、「ハルビン医科大学付属第一医院医師惨殺事件」について、衛生部の陳竺部長は犯人を厳格に処罰し、医療従事者に危害を加える犯行を厳しく取り締まることを明らかにし、黒龍江省衛生庁を通して、犠牲者遺族及び被害に遭った医師と家族に哀悼と慰問の意を表した。
3月23日、ハルビン市公安局はハルビン医科大学付属第一医院の医師が被害にあった具体経緯を報告した。事件によって、医学生インターン1名が重傷を負い死亡、3名が負傷した。
初期段階の調査により、容疑者である李氏(仮名)は「強直性脊椎炎」を患い、昨年4月からハルビン医科大学付属第一医院のリュウマチ免疫科に入院していた。3月23日午前9時頃、李氏は来院治療を受け、李氏が肺結核にかかっている事が発覚し、医師は肺結核の治療を先に行い、その後に「強直性脊椎炎」の治療を行なうよう勧めた。李氏は病気の治療を拒否されたと思い、不満に感じた。
同日午後4時頃、李氏は病院付近で果物ナイフを購入後、受診した医師のオフィスに向かい、部屋に入るなり4名の医師に襲い掛かった。そして、自身の首にナイフを刺し、自殺を図ったが未遂に終わり、緊急治療室で傷口の治療を行っていた時に警察に逮捕された。
現在、事件について更なる調査が行なわれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月28日