BRICS協力は平和・発展・協力という時代の潮流に沿っている
----BRICS協力の発展の基調、今後の方向性、グローバル・ガバナンスにおける役割を、中国はどう見ているか。BRICSはどのようにして協調を強化し、途上国の利益を守るか。
BRICSは途上国の利益を守り、促進する存在であり、協力の中で南南協力と南北対話の推進に努め、国連のミレニアム開発目標の実行、ドーハ・ラウンドの目標の早期達成、世界経済ガバナンスにおける途上国の発言権の強化を促し、各種形式の保護主義に反対している。BRICS協力は経済のグローバル化と国際関係の民主化における客観的要請であり、平和・発展・協力という時代の潮流に沿っており、平和が永続し、共に繁栄する、調和のとれた世界の構築に寄与する。
エカテリンブルクからブラジリアへ、三亜からニューデリーへと、BRICS首脳会議は制度を整備し続け、重層的で広範な協力メカニズムを形成している。構成国はたゆまず政治的相互信頼を強化し、経済、金融、貿易、開発など多くの分野で実務協力を深化し、重大な国際問題で意志疎通と協調を強化し、グローバル・ガバナンスで建設的役割を発揮してきた。BRICS協力は堅固な基礎、巨大な潜在力、大きな将来性を備えると言うべきだろう。
中国は一貫してBRICSを含む新興市場国や途上国との協力を外交政策の重点とし、BRICS協力を断固支持し、積極的に参加している。他のBRICS構成国と手を携えて努力し、たゆまず利益の共通点を拡大し、協力水準を高め、人類の平和と発展という崇高な事業の促進に一層の貢献を果たしたい。
BRICSの実務協力は日増しに形式を多様化している