BRICSの実務協力は日増しに形式を多様化している
----BRICSの実務協力を、中国はどう見ているか。BRICS協力体制の構築から今日までに得られた重要な成果にはどのようなものがあるか。制度整備と実務協力の強化に関して、近くどのような重要なイニシアティブを打ち出す予定か。
実務協力はBRICS協力の重要な支えだ。近年、BRICSの実務協力はゼロから始まり、中身を拡充し続け、日増しに形式を多様化している。こうした協力は各国の共通利益に合致し、各構成国において良好な経済的基盤、社会的基盤、民意の基盤を備えている。
過去1年間にBRICSは「三亜宣言」行動計画を積極的に実行に移し、金融、商工業、医療衛生、農業、統計、科学技術、シンクタンクなどの分野で協力を拡大し、各国人民に確かな利益をもたらし、BRICS協力の基調をさらに揺るぎないものにした。
BRICSの次の段階の実務協力については、重点的に2つの面から着手することができると考えている。第1に基礎固め。実務的・効率的の原則に基づき、現在の協力内容をしっかりと押さえ、ブランドプロジェクトを築く。第2に積極的な開拓。経済・社会発展の必要に基づき、新たな協力分野を適切に模索し、協力の潜在力を掘り起こし、BRICS協力に新たな活力を与える。
私は各構成国が引き続き開放、団結、互助の原則に従い、共に努力しさえすれば、各分野の実務協力は必ずや進展を続け、各国人民に幸福をもたらすと信じている。
「人民網日本語版」2012年3月28日