合同軍事演習「バリカタン」の開幕式
米国とフィリピンは合同軍事演習「バリカタン」を16日から27日まで南中国海で行う。中露も22日から29日まで黄海で海軍の合同演習を行う。「国際金融報」が伝えた。
米国が戦略の重点をアジア太平洋地域へ戻し、ロシアもアジア太平洋地域への戦略的な重視姿勢を強め続けているという大きな背景、そして中国漁船が最近フィリピンの軍艦に不法に襲撃・撹乱されたという小さな背景の下、諸外国はこの2つの軍事演習を強く注視している。
アジアの軍事演習の「常連」である米国も、アジア海域の「新人」であるロシアも、今回の軍事演習には非常に仰々しく臨んでいる点が注目される。上海社会科学院世界経済研究所の徐明棋副所長は「国際金融報」の取材に、両国の派手な対外宣伝について「米国は同盟国の信頼を維持する必要がある。一方ロシアは軍事演習を利用してアジア太平洋地域への重視姿勢を示すことを望んでいる」と指摘した。
フィリピンに到着した米国の艦艇。
「人民網日本語版」2012年4月18日