第4回中米戦略・経済対話が3日、北京の釣魚台迎賓館で開幕し、胡錦涛国家主席が開幕式であいさつを述べた。
戦略・経済対話には、中国側から胡主席の特別代表として王岐山副総理と戴秉国国務委員が、米側からオバマ大統領の特別代表としてクリントン国務長官とガイトナー財務長官が出席。両国から各20部門余りの責任者も参加した。
開幕式では、王副総理、戴国務委員、ガイトナー長官がそれぞれ演説を行ったほか、クリントン長官がオバマ大統領の祝辞を代読した。
開幕式後、戦略分野と経済分野に分かれて討議が行われ、経済対話は王副総理とガイトナー長官が、戦略対話は戴国務委員とクリントン長官がそれぞれ取り仕切った。
今回の戦略対話は会談が複数回予定されており、▽中米パートナーシップの推進と新たな大国関係の構築▽戦略的相互信頼の増進▽中米関係および重要な国際・地域問題における協調・協力▽アジア太平洋地域における両国の連携---など幅広い議題について話し合われる。戦略対話の枠組みのもと、第2回中米戦略安全保障対話や外交政策、気候変動、エネルギー安全保障、南北スーダン、南アジア問題、国連平和維持活動(PKO)などに関するカウンターパート協議もすでに行われた。
経済対話は、戦略的意思疎通と実務協力の深化および持続的な経済互恵関係の推進というテーマをめぐり、▽持続可能でバランスの取れた力強い成長の促進、貿易・投資機会の拡大▽金融市場の安定と改革---などの議題が話し合われる。
「人民網日本語版」2012年5月3日