中ロ、友好協力を新たな高みへ

中ロ、友好協力を新たな高みへ。

タグ: プーチン大統領,上海協力機構,SCO

発信時間: 2012-06-06 14:41:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアのプーチン大統領は5日から中国への国事訪問を始め、6、7日には上海協力機構(SCO)の首脳会議に出席する。プーチン大統領にとって今月7日の就任後初となる今回の訪中は、中ロ関係の今後を左右する重要な戦略的意味合いを持つ。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。

中ロ関係はこれまで目覚しい発展を遂げてきた。友好国から建設的パートナーへ、戦略的パートナーから「善隣友好協力条約」締結へ、さらには「包括的戦略パートナーシップの強化に関する共同宣言」の発表へと着実に進展し、今では空前の水準に達している。

政治面での相互信頼は中ロ関係の発展を支える確かな基盤となっている。両国は歴史的な懸案事項となっていた国境問題を根本的に解決し、近隣地域での協力・開発を共同で進めている。ハイレベル交流メカニズムの構築により、重大な関心事をめぐる素早い意見交換が可能となった。主権、安全、発展など核心的な利益の保護や国内事項への優先的な取り組み、発展振興、国情に見合った発展路線の選択を一貫して互いに支持している。政治的支持を互いに行うことこそ、両国の戦略的協力の重要な中身だ。

実務協力は両国関係の充実化につながった。両国は経済、エネルギー、科学技術、地方間交流など各分野の協力で目覚しい成果を挙げている。2011年両国間の貿易額は20年前と比べ13倍近く増加、天然ガスパイプラインや投資、国境をまたぐインフラの整備など新たな大規模協力プロジェクトに関する商談も進められており、両国の実務協力は質、規模ともに大きく伸びている。

文化面の協力は関係発展の社会的基盤を打ち固めた。国家年や言語年、観光年など総合的な文化交流活動を相次いで実施し、社会各界の友好交流ムードを盛り上げた。

重大な国際問題や地域問題で同様または似通った立場をとる両国は、いずれも世界の多極化と国際関係の民主化を主張しており、より公正で合理的な国際政治・経済秩序の構築に共同で取り組んでいる。国連や国連安保理、中国・ロシア・中央アジア4か国でつくる上海協力機構(SCO)、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興5カ国(BRICS)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、日米欧の先進国に中国やブラジルなどの新興国を加えた20カ国・ 地域(G20)など多国間の枠組みで緊密な連携を保っており、両国の戦略的協力は国際的・地域的な平和や安全、安定を保障し、国際情勢の健全な発展を確保する重要な要素となっている。

両国は経済発展や実務協力の深まりを背景に、相互補完的な優位性が日増しに顕在化しており、今後の協力には一層の可能性が見込まれる。

「人民網日本語版」2012年6月6日

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