米のアジア太平洋への兵力配備にどう対応するか

japanese.china.org.cn  |  2012-06-08

米のアジア太平洋への兵力配備にどう対応するか。米国防長官が第11回アジア安全保障会議で、米国は今後兵力の60%をアジア太平洋地域に配備する方針を表明した。米国はアジア太平洋地域で戦争するのでは?アジア太平洋地域が新たな冷戦時代に入るのでは…

タグ:米国 兵力 アジア太平洋 艦隊 LCS 沿海域戦闘艦  

発信時間:2012-06-08 15:55:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:米軍の沿海域戦闘艦

米軍による今月2日のシンガポールへの沿海域戦闘艦(LCS)配備に続き、パネッタ米国防長官が第11回アジア安全保障会議(シャングリラ会合)で、米国は今後兵力の60%をアジア太平洋地域に配備する方針を表明した。さらに米軍は3日、ベトナムのカムラン湾に再入港した。

◇軍事力の顕在化

著名な軍事評論家である陳虎氏は、米国が発表した一連の行動は実際には2つの情報を伝えていると話す。一つは、米国がアジア太平洋にシフトする戦略的調整がすでに実質的段階に入ったこと。もう一つは、米国は益々軍事的優位性に頼って地域及び世界の覇権を維持すること。これは米国の手中の「カード」が減ってきており、経済・金融・外交・政治の運用能力が衰退していることから軍事力が顕在化しているといえる。

◇戦争を引き起こすか

米国はアジア太平洋地域で戦争するのでは?アジア太平洋地域が新たな冷戦時代に入るのでは?米軍のアジア太平洋地域に対する軍事力配備強化にともない、アジア太平洋地域の国は一方の味方につくよう迫られるのではないか?といった疑問の声が多い。

陳氏は米国がアジア太平洋地域で戦争するかについて、論理的に分析すると、現段階ではその可能性は大きくないと説明。軍事力は最終手段である上、米国は以前この地域で戦争し、損した経験があるため、そう簡単にそういう決断を下すことはないという。

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