フィリピンが中業島(フィリピン名・パグアサ島)に幼稚園を設立した件について、外交部の洪磊報道官は25日の定例記者会見で「中国は南沙(英語名スプラトリー)諸島とその周辺海域に対して争う余地のない主権を有しており、中国の主権を侵害するどの国の不法活動にも反対する」と表明した。
洪氏は「関係国は『南中国海における関係国の行動宣言』の精神を遵守し、係争を複雑化、拡大させ、南中国海地域の平和・安定に影響を与えるいかなる行動も避けるべきだ」と述べた。
「中国側の公務船はすでに黄岩島(スカボロー礁)海域から撤収した」とのデルロサリオ比外相の先日の発言については「黄岩島海域情勢は全体的に緩和へ向かっている。中国の公務船は黄岩島海域に対する管轄と警戒をずっと継続している」と述べた。
「人民網日本語版」2012年6月26日