南中国海問題 中国はきっぱりしているが辛抱強い

南中国海問題 中国はきっぱりしているが辛抱強い。 中国海洋石油総公司はこのほど南中国海の9区域を外国企業との探査・開発協力に開放すると発表した。また、海南省は西沙(英語名パラセル)諸島の4地区を文化遺産保護区に指定した。これらについて諸外国は南中国海での主権維持を強化するための「ひとまとまりの行動」と解釈している…

タグ: 南中国海 係争 領海 ベトナム フィリピン

発信時間: 2012-06-29 14:37:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国外交部は26日、南中国海における中国の立場に「変更はない」と表明した。これは外交辞令ではない。実際、数十年前にベトナムと海上で衝突してから今日にいたるまで中国の立場は一貫している。変化したのは非常事態に対処するペースに過ぎない。

中国への強硬な挑発は必ず反撃に遭い、しかも挑発者が決して望まぬ結末を招くことは、黄岩島(スカボロー礁)事件によってすでにはっきりと示された。もしベトナムやフィリピンが中国を我慢させ、言葉を飲み込ませる方法があると考えているのなら、それは大きな間違いだ。

ベトナムやフィリピンは中国に対して報復的行動に出るかも知れないとの分析もある。それならそうさせればいい。だが彼らは、中国の新たな反発を招くということをはっきりと認識しなければならない。中国は南中国海の平和と安定を大切にしている。だがそのために本来他国が担うべき責任を単独で引き受けることはない。南中国海の緊張がエスカレートしていけば、最も先に耐えられなくなる国は間違いなく中国ではない。

中国社会は南中国海問題に対して徐々に辛抱強さを養っており、政府の断固たる権益保全行動を支持するとともに、快刀乱麻を断つ解決策はないことも理解している。インターネット上では過激な声もあるが、この間の政府の行動と姿勢への実際の支持は非常に強い。中国周辺の多くの問題は新たな勃発期に入った。断固としているが、無闇に事を急ぎはしない。中国にとってこうした姿勢は戦略的設計であると同時に、現実の様々な面倒や複雑さを前にした結果の判断でもある。

「人民網日本語版」2012年6月29日

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