共同社の報道によると、29日夕方、日本と朝鮮両国の赤十字関係者代表団は、北京で3時間にわたる会議を行った。双方は30日にも会談を続ける予定である。今回の会談は2008年8月以来、久しぶりの正式会談であり、朝鮮の最高指導者である金正恩氏が政権についてから初めての開催であるため、強い注目を集めている。
会談では、終戦後に死亡した日本人の遺骨返還や、遺族の墓参りなどを中心に話し合われた。日本の厚生労働省の統計によれば、終戦後、約3万4600人の日本人が朝鮮で亡くなり、うち1万3000体の遺骨は日本に運ばれたが、残りは今も朝鮮に埋葬されている。
北朝鮮赤十字会の李虎林副局長は「現在慎重に議論しています。明日には一定の結論がでるでしょう。」と積極的に対応している。今回の会談で日本側から拉致問題を議題とするよう要求があったと見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月30日