近年、日本は平和憲法に背き、周辺国との関係を悪化させ、公然と戦争犯罪人の無実を訴え、その霊魂を呼び戻している。数々の恐れ知らずの行動が、アジア各国を強く警戒させている。われわれは日本に再び注意を促す必要がある。「日本はまだ贖罪を終えておらず、世界反ファシズム戦争の勝利の成果に基づく国際秩序は依然強い現実的意義を備えているのだ」と。
立ち後れれば殴られる。これは中国人民が近代以降、外国に幾度も侵略された悲惨な経験から導き出し、心に深く刻み込んだ教訓である。国はまず自らが強くなって初めて、世界で自立することができる。早くも1985年に中国の指導者、トウ小平は「中国は現在、世界の平和と安定を守るパワーであり、破壊するパワーではない。中国が発展してより強大になるほど、世界の平和は確かなものになる」「中国が発展すれば、戦争を制約する平和のパワーは大幅に強化されるだろう」と述べている。平和がなければ、発展など語りようがない。発展を失い、実力を欠けば、平和を享受することも守ることもできない。われわれは発展という最重要課題を揺るぎなく押え、重要な戦略的好期をしっかりと捉え、国内の事をよりしっかりと行い、祖国をより強大にし、経済力、科学技術力、国防力、民族の団結力をたゆまず強化しなければならない。これはわれわれにとって国の主権を守り、いかなる外国の侵略も打ち砕くうえでの堅固な基礎だ。
今日の中国は81年前の「九一八事変」時の中国とは大きく異なる。経済は発展し、社会は安定し、人民は安らかで健やかに過ごし、近代化事業は世界の注目する多大な成果を挙げている。中国には国の領土主権を守るに十分な力と自信がある。われわれの頭上で乱暴な振る舞いをすることは誰にもできないし、いかなる外国の挑発も思い通りにはならない。
日本政府による釣魚島およびその付属島嶼である南小島と北小島のいわゆる「国有化」以来、中国政府は釣魚島に対する主権を示し、強化する一連の措置を講じた。国内外の中華民族は愛国の情熱を高め、日本政府の不法で無効な行いを厳しく非難している。こうした全ては釣魚島に対する中国の主権を有力に強化し、中国の領土主権を侵害しようと増長する日本に打撃を与えた。今後も中国は事態の推移に従い、力強い措置を真っ向から講じ、国の領土主権を確固不動として守る。
釣魚島は中国のものだ。正しい道理は中国の側にあり、時間も中国の側にある。
「人民網日本語版」2012年9月18日