自国の領土主権を守る能力もなければ、中国が数十年にわたって急成長した意味はどこにあるのか。アジアひいては世界の平和と安定にどのように貢献するのか。一部の人は「中国の責任」を議論したり、様々な問題において中国が役割を強めることを望んでいるのではないか。100年来の歴史が、貧困・貧弱で列強の意のままにされる中国には、いかなる責任を負う実力も世界の発展を推し進める実力もないことを証明している。
中華民族復興を進める中国は、外部からの様々な反応を理性的に分析し、様々な要求を慎重に捉えていく。中国台頭による変化に対する見方は国によって異なる。互いに順応することは、中国が世界に向けて歩み、世界から受け入れられるための一つの動きである。特に日本を含む、中国を侵略したり、中国国民を奴隷化したことのある国にとって、中国の台頭に対する勇気ある対応は、精神調整の過程であると同時に、歴史観や発展感などの重大問題で政治上の正しい行動をできるかの試練でもある。
受け入れるかどうかは別として、中国が力をつけ、勢いのある国に成長したことは確かだ。中国は世界の経済成長をけん引し、「持続的な平和と共同繁栄の調和の取れた世界の構築」という理念に貢献、実践するとともに、国の領土主権と合法的な権益も堅持する国である。中国は権益を堅持する必要があり、その十分な勇気と実力もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月8日