今年8月21日から9月26日にかけて、在沖縄米軍の海兵隊と陸上自衛隊西部方面隊は、グアム島・米自治領北マリアナ諸島・テニアン島等の海域・島嶼で、「島嶼防衛」をテーマとする合同軍事演習を実施した。日本メディアは当時、グアム島とテニアン島は中国海軍の遠洋進出を阻止する、太平洋「第二列島線」に位置すると指摘した。この演習場所は自衛隊の実戦的な需要に合致するものであった。同演習に参加した部隊は、在沖縄米軍海兵隊、九州・沖縄の防衛を担当する陸上自衛隊で、演習の目的を容易に察することができる。
離島奪還演習は中止されたが、日米合同軍事演習には、離島奪還演習のコンピュータによるシミュレーションが含まれる。また長崎県佐世保市相浦基地に駐屯する西部方面普通科連隊は今月24日、ゴムボートによる離島奪還訓練を実施した。森本敏防衛相は訓練を視察し、訓示の中で「離島防衛」の重要性を強調した。防衛省が先月発表した2013年度予算概算要求額のうち、25億円を拠出し米軍の水陸両用車「AAV7」を購入する計画が盛り込まれた。