第18回党大会に焦点を合わせる国内外のメディア
国際世論は中国共産党の第18回全国代表大会(党大会)に開幕以来強く注目し続けている。
パキスタン戦略問題研究所の中国問題専門家、ラフマン氏は「中国の発展の成果は誰の目にも明らかだ。中国の発展によって、途上国が自らの国情に立脚して経済発展を実現し、人民に恩恵を行き渡らせることができることを、より多くのアジア諸国が認識もした。現在中国は第12次五カ年計画を達成する過程にあり、第18回党大会は中国が輝かしい成果を上げ続けていくうえで新たな出発点となる」「胡錦涛氏は第18回党大会報告で経済発展方式の転換について特に論じた。中国は経済発展方式の転換によって新たな成長の原動力を得ることができる」と延べた。
ブリュッセルで欧州連合(EU)の政策研究コンサルティングを手がけるヒル・アンド・ノウルトンのCEO、Thomas Tindemans氏は取材に「第18回党大会からは、中国が日増しに自信を強めていることが見てとれる。政治、経済両面で中国はすでに世界の大国になったとの認識を欧州社会は強めている」と指摘した。同社のコンサルタント、胡巍年氏は「第18回党大会の成功裏の招集に伴い、改革開放が引き続き中国の発展を促すことを信じている」と述べた。
独紙ディ・ヴェルトは2日付記事で「中国共産党の第18回党大会の招集は、国際政治の行方を指し示す重大な出来事だ。中国が今後成功するか否かは、ドイツに極めて重要な影響を与える。中国はドイツ製品の重要な輸出先であり、ドイツ企業は大量の生産ラインを中国に移転してもいる」と指摘した。
米CNNは著名投資家、ジム・ロジャース氏の「中国共産党の新指導グループは一段と開かれた市場をもたらし、国際貿易協力を支持し、外国の対中投資を奨励する。中国から学ぶべき事は多い」との発言を報じた。