中国国防部の耿雁生報道官は、29日に北京で開かれた中国国防部の定例記者会見で、記者の質問に答えた。
耿雁生報道官は、「自民党はこのほど発表した政権公約の中で、集団的自衛権の行使を可能にするとし、国家安全保障会議を設置し、自衛隊の地位を高め国防軍にするとした。その他にも軍事予算の大幅拡大等が提案されたが、これに対して意見はないか」という質問に対して、「歴史的に、日本軍国主義は不敵にも侵略戦争をしかけ、中国やその他のアジア諸国に対して深刻な災難をもたらした。日本は近年さまざまな口実により軍拡を行なっており、中国を含むアジア諸国と国際社会の警戒を引き起こしていた。中国は日本国内で現在出現している、深刻かつ危険な政治傾向に注目し、成り行きを密接に見守っていく」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月30日