◇安定的な政権の構築、長命首相になるか
安倍氏が首相の座を1年間維持することは難しくない。安倍内閣が高い支持率を保ち続ければ、自民党は来年7月の参議院選挙後に、参議院の過半数の議席を確保できるだろう。安倍内閣がねじれ国会という局面を打破すれば、長期的な政権運営が期待できる。
日本の政界は本当に、これまでの走馬灯のように首相を頻繁に交代する現象を変えるかもしれない。まず、自民党は圧勝により衆議院で圧倒的多数を占め、党内で分裂が生じない限り、推進しようとする政策を可決することが容易だ。すべてが順調に進めば、首相は解散なしで4年間就任できるだろう。次に、安倍氏は前回の首相就任時の教訓を活かし、病気により辞職するとう無責任な態度を改め、あらゆる手を尽くして安定的な政権を築くだろう。それから、自民党も自らの勢力を強化し、内政・外交政策を国民に受け入れさせるよう努力する。
客観的に見て、安倍氏はこれまでの首相よりも安定した政権を築くだろうが、政策推進により大きな成果が得られなかったり、党内で分裂が生じた場合は、短命首相となる可能性もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月19日