22DDHは就役後、遠洋対潜作戦編隊の旗艦となる。海上自衛隊の対潜能力は2倍に強化され、カバー可能な海域も数倍に拡大される。日本の艦船総合情報誌『世界の艦船』は、「22DDHは高性能のソナーとヘリコプター遠距離作戦能力を融合させ、戦時においては魚雷を主要武器とする隣国の潜水艦による日本の水面艦隊への接近を防ぎ、海上自衛隊の周囲300海里の海域を安全海域とする」と伝えた。また同艦は攻撃型空母になる可能性が最も高いという分析もある。中日両国で主権を巡る紛争が発生した場合、第一列島線の突破が可能な中国海軍の大規模な潜水艦部隊は、日本の強力な対潜能力による脅威に直面するだろう。
22DDHの空母としての特徴は、その艦載能力からも見て取れる。同艦の飛行甲板と格納庫はヘリコプターの他に、プロペラ機や無人機を搭載することが可能だ。日本はまた、米国からF-35B戦闘機の購入を予定しており、最大の注目を集めている。『漢和ディフェンスレビュー』は、「22DDHは12機以上のF-35Bを搭載する能力を持つ」と指摘した。
しかし新たに公開された写真を見ると、F-35Bの新空母への搭載には無理があるようだ。格納庫の幅は約20メートルのみだが、F-35Bの主翼の全長は約11メートルに達する。つまり格納庫に無理にF-35Bを押し込んだとしても、2機のF-35を格納庫内に並列させることができない。また22DDHの前部のエレベーターは同艦の中央線上に位置しており、後方からは1機の航空機しか送り込めず、その他の航空機は1機目を追い抜き格納庫に入ることができない。仮にF-35Bを搭載するとしても、甲板下の調整が困難になるだろう。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月9日