しかしながら、超音速機は核兵器以外の分野で、より高い応用の潜在力を持つ。これらの武器により、本土から世界各地に対して瞬間的かつ精度の高い攻撃を実施できる。複雑な軌道で飛行する超音速巡航ミサイルは、弾道ミサイルよりも敵国のミサイル迎撃システムによって妨害されにくい。前者はさらに、より高精度の攻撃が可能だ。超音速ミサイルは量産後、弾道ミサイルよりも低価格になる。
中国も超音速武器の開発作業を大々的に実施していると言い切れる。例えば中国・科技日報は2012年6月、北京の郊外でマッハ9の超音速風洞が建設されたと伝えた。これは超音速機の空気動力模型の試験に必要な設備だ。
米国が発表した資料によると、中国は超音速機を大々的に開発しており、少なくとも宇宙飛行機および超音速巡航ミサイルの試作品製造という、二つの方向に向かい展開されている。