中国人民政治協商会議第12期全国委員会第1回会議が昨日開幕し、中国で毎年1回行われる最大級の政治活動の序幕が開かれた。今年は中国指導層の交代の時期に当たるため、今年の両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)は世界から特に注目を集めている。
開催期間中に交通規制が行われずレッドカーペットが敷かれなかったことや、中国の近年の腐敗撲滅運動を巡り、海外メディアは中国の政治・社会の新たな気風に視線を向けている。海外メディアは両会を中国の新指導層の「舞台」として見ており、そこから中国の今後の政策動向を探ろうとしている。
西側の輿論において、中国の両会はかつて、政府提案を承認するだけの「ゴムのハンコ」と呼ばれていた。しかし今やこのような言葉は減少している。東京在住の中国人専門家・庚欣氏は3日に中国紙・環球時報の取材に応じた際、「多くの日本人は、両会期間中の政府活動報告を、米国大統領の一般教書演説と肩を並べる文書として見ている」と語った。
大気汚染、貧富の格差、年金保険など、世界の輿論が描写する中国の課題は、どれも恐ろしいものばかりだ。彼らはまた同時に、中国の国民が新指導層を十分に認めており、期待を抱いているとしている。
唐氏は3日、「中国の問題解決に向けた意志、中国の経済成長、国民の自信、社会の活力、政策の執行力は、多くの国家にとって比較できないものとなっている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月4日