第12期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は3月4日(月)午前11時に人民大会堂記者会見ホールで記者会見を開き、全人代が報道官のポストを設置して以来初の女性報道官である傅瑩報道官が、国内外の記者からの質問に答えた。
「中国の外交姿勢がより高圧的になる」という共同通信社の記者の懸念について、傅瑩報道官は次のように答えた。
中国の外交姿勢がより高圧的になるかという質問だったが、この言い方についてはこのほどよく耳にしている。これはおそらく日本側の観点であるだけではなく、その他の国家もこのように関心を持っているのだろう。メディアもそのような内容を報じている。
中国はかつて貧困・弱小国であったが、現在は発展し強くなっており、徐々に国際事業に加わるようになった。中国は事実上、世界の中心舞台に進出した。新参者は注目を集めやすい。各国は新参者の揚げ足を取りたがり、その一挙手一投足に注目し、中国が参入後どのような役割を演じようとするか、何をしようとするかを知ろうとする。しかも一部の人は、過去500年間の「国が強ければ覇を唱える」という国際関係の伝統、そのようなロジックを立脚点とし、中国の未来を判断しようとする。私はそのようなことがあっても、無理はないと思う。
先ほども言った通り、中国は独立自主の平和的外交政策を堅持する。中国は自国の主権・権益を毅然として守ると同時に、その一方で地域の平和、世界の平和を積極的に保護していく。この基本的な原則・立場は、30年間に渡り揺らいだことがない。しかしある問題が発生した時、領土問題で困難な状況に直面した時、一部の国家は挑発的な行為に出る。その場合、我々はどうするべきだろうか。我々は断固たる態度で、この問題に直面し、対応・処理に当たるべきだ。これは同地域に向けて発する重要な信号、地域の平和を守り、地域の平和的秩序を守るという信号でもある。アジア太平洋地域は世界で平和を守るべきであり、国と国は信用を守り、両国間の約束および合意内容を守るべきだ。さもなければ、混乱が生じるだろう。
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「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月4日