英BBCのウェブサイトは3月9日、「楊部長は中米関係に言及した際、米国が中国と共に『中米新型大国関係』を構築することに期待し、中米両国でアジア太平洋地域の対話・協力を強化するよう呼びかけた。しかし日本人記者の質問に対して、楊部長は厳しい言葉により、中日の領土問題の根源は日本による中国領の不法な窃盗であり、日本側が一方的に引き起こしたものだと指摘した」と伝えた。
中国共産党中央党校の国際問題専門家は、「中国の利益問題について、米国と日本は中国の主張を飲むとは限らない。しかし日本は中国の利益に対して、より確かな損失をもたらしていることから、楊部長は米国と日本に対してまったく異なる言葉を用いた」と分析した。
スペインの通信社・Agencia EFEは3月9日、「楊部長は9日の記者会見で、米国に和解の情報を伝えた。米国は世界一の大国であり、中国と米国の関係は複雑を極めている。両国は重要な二国間貿易を維持する一方で、アジア太平洋地域における相手国の政治目標を邪推している」と指摘した。
報道によると、楊部長は米国のアジア太平洋「リバランス戦略」について、「中国側は、米国がアジア太平洋地域で建設的な役割を発揮することを歓迎する。米国側もまた、中国側の利益と関心事を尊重するべきだ」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月12日