小さい写真:米F-22戦闘機のチタン合金ボディーフレーム、かつては世界最大の一体化チタン合金ユニットであった
近年、中国の軍事科学技術は急速に発展しており、先進的な戦闘機を始めとするハイテク武器を次々と公開し、世界を驚かせている。このほど両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)において、全国政治協商会議委員、J-15戦闘機のチーフエンジニアの孫聡氏は、世界に先駆ける3Dプリント技術という、中国軍事産業の急発展の秘密を明かした。
英エコノミスト誌に「第三次工業革命の実現を促す」とされた同技術は、米国・欧州諸国の激しい競争を引き起こしており、F-35やF-22といった最新兵器から個人の日用品にまで普及している。後発者の中国は今や先頭に立っており、欧米を驚かせている。
アナリストは、「中国はステルス戦闘機のJ-20とJ-31に、超大型レーザー積層造形チタン合金ユニットを採用したと見られる。その体積は、米国のレーザー積層造形技術の最高水準を上回っている可能性がある」と指摘した。
中国はすでに、レーザー積層造形により12平方メートルを上回る複雑なチタン合金ユニットを製造する技術・能力を持っており、レーザー積層造形によるチタン合金大型ボディフレームを製造・使用する世界唯一の国となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月21日