■「中国外交の局面に国際社会は注目」
--ボイス・オブ・アメリカ(VOA)ウェブサイト(17日付)
中国の全人代は16日、王毅元駐日大使の新外交部長(外相)就任に同意した。中日関係緊張の正念場で中国政府の打ったこの一手が、その外交政策の全体局面をどう反映するものなのかに、国際社会は揃って注目している。また、前任の楊潔チ氏は16日の全人代会議で副総理級の国務委員に昇格した。このため楊、王両氏は「中国外交の新チーム」と呼ばれている。
■「中国外交の新陣容が固まる、重点は米日か」
--韓国紙・朝鮮日報(18日付)
第12期全人代第1回会議は16日に人民大会堂で全体会議を開き、副総理、国務委員、各部長を決定した。「米国通」の楊潔チ前外交部長が国務委員に昇格し、「日本通」の王毅氏が外交部長に昇格した。習近平政権初の外交陣容が正式に姿を現わした。北京のある外交筋は17日「楊、王両氏を外交陣容の両翼に引き上げたことは、中国外交の重心が米国と日本であることを物語っている」と述べた。