【米ウォール・ストリート・ジャーナル誌 ウェブサイト 4月17日】
国防アナリストは、「同白書は、中国共産党がいかに国防事務を公開すべきかと考えていることを理解する一助となる」と指摘した。
ランド研究所で中国軍事問題を専門的に研究する政治学者のスコット・ハロルド氏は、「同白書は各軍の部隊の人数を概述した。これは中国の軍事部門が、人民解放軍をより開放的な組織に見せようとしている可能性を示している。人数の公表は、習近平国家主席が軍隊に指示した『戦えば必ず勝つ』能力の強化と関連している可能性もある」と分析した。
【シンガポール聯合早報 4月17日】同白書は初めて解放軍の陸海空軍の兵力編制を初公表し、さらに第二砲兵部隊のミサイル武器の名称「東風(DF)シリーズ弾道ミサイル」、「長剣(CJ)巡航ミサイル」を公表した。これは解放軍が海外からの呼びかけに応じ、その透明度を高めたと見ることができる。
【独ディ・ヴェルト紙 ウェブサイト 4月16日】今年1月には、これまで機密が厳しく保持されていた陸軍18集団軍の番号が対外的に使用できるようになったが、解放軍は今回さらに陸海空軍の部隊の具体的な兵力と主要任務を初めて公表した。その意義は数字ばかりではなく、例えばその軍隊編制は中国の自国の利益に対する認識、利益実現の方法(世界を注視し、高圧的に発展する)を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月18日