大きな不確定性があり、各国の専門家が空母やその他の艦船の脅威を誇張すれば、DF-21Dは強大な威力を持つことになる。私たちが知る限り、解放軍はまだ対艦弾道ミサイルを使った移動する目標物への攻撃を行っていない。これは最も先進的な技術を有する軍隊にとっても一大試練となる試験を要する。これまでに行われたいわゆる試験は、ゴビ砂漠での静止する空母模型の「撃沈」だけである。この試験は成功したが、実際の作戦で再現される可能性はほぼない。それなのに、解放軍はDF-21Dを配備したと伝えられ、多くの人はそれを信じている。
これは嘘であり、その影響を甘く見てはいけない。フルシチョフ氏がかつて「ソ連のミサイル製造はソーセージ作りと同じ」と発言したことはよく知られている。中国は「DF-21Dの製造はソーセージ作りと同じ」と発言するほど行きすぎてはいないが、メディアの誤った見解を否定しなければ外部の疑いを助長するに違いない。これは孫子の「戦わずして勝つ」という戦略であると同時に、宮本武蔵の「五輪書」の中の名言とも一致している。戦闘では、相手をひるませれば勝つことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月25日