複数の米国議員が7日、米ニュージャージー州にある日本軍従軍慰安婦記念碑を訪れ、歴史を否定しようとする一部の動きに懸念を示した。新華社が伝えた。
記念碑を訪れたマイク・ホンダ議員は、「この歴史を二度と繰り返してはならない」、「重要な歴史が否定され、忘れ去られようとしている。30年以上教育に携わっている1人として、この状況に心を痛めている。我々の世代が調和を提唱し、全世界の平和的発展を推進していくべき」と語った。
この記念碑は2010年、ニュージャージー州パリセイズパーク市の公立図書館に設置されたもので、米国初の慰安婦記念碑となった。一部の日本人外交官や現地の在米日系人らはこれまで何度も記念碑の撤去を求め、地方政府に働きかけている。
マイク・ホンダ議員は2007年、日本政府への慰安婦に対する謝罪要求決議案を下院に提出し、可決されたことがある。
橋下徹大阪市長は5月13日、慰安婦制度について「戦時中、軍の規律を維持するため必要だった」と発言、「慰安婦が軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられたという証拠はない」とした。この発言は国内外から批判を浴びたが、橋本市は今も発言を撤回しておらず、謝罪も表明していない。
「人民網日本語版」2013年6月9日