両首脳は「中越は共に経済・社会発展の正念場にある。双方は相手国の発展を自国の発展のチャンスと見ており、包括的・戦略的協力を一層深化する必要がある」との認識で一致した。
南中国海問題に関して習主席は「中越双方は歴史と国民に責任を負う精神に基づき、中越友好と両国関係の発展の大計を重視して、決意をもって南中国海問題の政治的解決を導き、推進し、両国関係への妨害を防ぐべきだ。鍵は安定の維持と協力の推進にある。双方は二国間交渉と友好的話し合いの推進を堅持し、争いを複雑化、拡大させる恐れのあるいかなる一方的行動もとらず、南中国海問題の国際化を防ぐべきだ。ベトナム側と共に努力して、北部湾(トンキン湾)沖作業部会交渉を強化、緊密化し、共同開発と境界画定の同時推進を目指し、北部湾沖の共同調査を速やかに行ないたい」と述べた。
チュオン・タン・サン主席は「ベトナムは両国間の合意を真剣に実行に移し、友好的話し合いを通じて問題を適切に処理し、北部湾沖の境界画定と共同開発について積極的に話し合い、海上の平和と安定を共同で守り、両国関係に影響が生じないようにしたい」と表明した。
会談後、両首脳は「包括的・戦略的協力パートナーシップ実行への行動計画」などの協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2013年6月20日