27日夜、朴槿恵大統領は歓迎晩餐会に出席した。韓国・聯合ニュースは「外国の指導者が国賓として中国を訪問する際、歓迎晩餐会は通常80人前後の規模だが、今回は150人に達した。晩餐会の会場は通常人民大会堂内の小規模なパーティーホールだが、今回は最も大きく、最も華麗な『金色大庁』(国家接待ホール)が選ばれた。また、通常来訪国の音楽を演奏するが、今回は特別公演が用意された。中国側は朴大統領の好みについて事前調査を行なっており、晩餐会会場で朴大統領の好きな歌『幸せをくれる人』を演奏した。この歌は朴大統領が昨年の大統領選時にテーマ曲として使ったもので、自ら歌ったこともある。公演の最後には朴大統領の母、元ファーストレディーの陸英修氏が生前好んだ歌『故郷の春』の合唱も特別に用意された」と報じた。
韓国紙・世界日報は27日付で訪問の別のエピソードを報じた。「中国のファーストレディー、彭麗媛氏が28日昼、単独で朴大統領を宴席に招く。ファーストレディーが単独で外国元首のために催しを行うのは中国建国後初であり、朴大統領に対する破格のもてなしと見られている。青瓦台の関係者は女性である朴大統領がファーストレディーと会うことで、中国との友好関係がはっきりと示され、揺るぎないものとなるとの見方を示した」。
盛大な式典以外に、確かな訪問の成果にも韓国メディアは興奮している。「ソウル経済」は「両国首脳が発表した『韓中未来ビジョン共同声明』は韓中戦略的協力パートナーシップの前向きな発展の一里塚だ」と報じた。韓国ニュシス通信社は「今回の韓中首脳会談では経済貿易、環境保護、人的交流など8つの協定が一気に署名された。これは歴代韓国大統領が訪中時に署名した協定で最多だ。これについて青瓦台関係者は、韓中戦略的協力パートナーシップの中身が一段と充実しつつあることの現れだと解釈している」と報じた。
「人民網日本語版」2013年6月29日