ロシア「ワリャーグ」巡洋艦
注目点3 空母キラー、大洋のブラックホールが参加
「海上合同−2013」軍事演習のうち、ロシア太平洋艦隊の旗艦であるワリャーグ巡洋艦、ヴィノグラドフ大型対潜艦、タランタル型コルベット、キロ級通常動力潜水艦など12隻の艦艇が参加し、精鋭揃いと言える。
ワリャーグ(011)はロシアのスラヴァ級巡洋艦の3番艦で、ロシア海軍太平洋艦隊の旗艦だ。同艦は全方位型の作戦能力を持ち、単独で対海・対空・対岸・対潜作戦を実施でき、味方の空母艦隊の護衛が可能だ。また同艦を中心とし、その他の水上艦艇と艦隊を組むこともできる。その主要作戦は米空母艦隊への攻撃で、「空母キラー」と呼ばれている。
ヴィノグラドフ大型対潜艦はウダロイ級で、主に艦隊の対潜防御、作戦巡航海域内の敵の原子力潜水艦の捕捉に用いられる、世界各国の海軍の中で対潜能力が最も高い。
今回の演習の重要項目で、敵の潜水艦警戒海域を通過し、敵の潜水艦を演じるのは、ロシアのキロ級通常動力潜水艦だ。同艦は優れた静音技術を持ち、「大洋のブラックホール」と呼ばれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月5日