中国企業が投資・建造するスリランカのコロンボ国際コンテナターミナルが5日、正式に運営を開始した。国際メディアは再び、この内戦の戦火に見舞われている南アジアの島国に注目している。AFP通信は、「同港の運営開始により、スリランカは地域の海上輸送センターから、世界的な海上輸送の中枢になった。中国が海上供給ラインの安全確保を求める際に、同港は世界で最も忙しい国際航路の非常に重要な立脚点を中国に提供した」と伝えた。
ブルームバーグは5日、「同港は中国のスリランカにおける最大規模の投資プロジェクトだ。中国は2005年より、スリランカに対して37億ドル以上の投資と資金援助を行なっており、そのうちの大部分は港、高速道路、発電所の建設に充てられている。インドと日本も、スリランカの競争に加わった」と報じた。インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは5日、「スリランカ政府はインドに対して、新港をいかなる軍事用途にも使用させないと保証した」と強調した。
同港の運営は、重要な意義を持つ。スリランカ港務局のヴィクラマー主席は5日に環球時報の取材に応じ、「同港は中国とスリランカの提携成功による成果だ。同港はスリランカで唯一の、1万4500TEU級超大型コンテナ船を受け入れられる港になる。コロンボは単なる地域の海上輸送の中枢ではなく、その他の世界的規模の海上輸送の中枢と競争を展開できるようになった」と述べた。