中国代表団はこのほど、「東中国海一部海域200海里外の大陸棚境界確定案」について、国連海洋法条約の設立した大陸棚限界委員会に陳述した。今回の陳述は法律と科学を根拠とし、東中国海の大陸棚の自然な延長という事実を強化し、国際社会の支持の獲得を促し、中国の東中国海の領土と領海を奪おうとする日本の暴論を効果的に退け、国家の主権および海洋の権益を守るものだ。香港紙・文匯報が伝えた。
中国政府は2012年12月14日、国連海洋法条約の要求に基づき「東中国海一部海域200海里外の大陸棚境界確定案」を正式に提出し、中国の主張する一部の東中国海大陸棚外部境界の具体的な位置を初めて明確にした。今回の陳述は、国連海洋法条約の大陸棚限界委員会の議事規則の要求に基づき行ったものだ。中国は国際的な場において、東中国海の大陸棚が東の沖縄トラフまで延長しているという一貫した主張を繰り返し、中国の立場と科学的な証拠を十分に示し、科学的な角度から東中国海の大陸棚の自然な延長という事実を強化し、中国の東中国海の大陸棚の境界は法律的・科学的にも一分の隙もないことを示した。
今回の陳述は、中国の東中国海の主権維持に対して、重要な根拠を提供した。周知の通り、中日は東中国海の大陸棚の境界に関する問題で、これまで対立を続けてきた。中国政府は一貫して、中国の東中国海の大陸棚は沖縄トラフまで自然に延長しており、沖縄トラフを境とし、その西側は中国の海域、東側は日本の海域であると主張してきた。一方で日本は等距離の「中間線」により、東中国海の大陸棚を中国と等分するよう主張している。