周知の通り、沖縄は日本固有の領土ではない。沖縄本島を含む琉球諸島は昔、琉球王国の領土だった。1879年、日本は琉球王国を侵略し、殖民統治した。第二次世界大戦は沖縄人にとってさらに悪夢である。多くの沖縄人が日本の軍国主義者によって戦車に乗せられ、犠牲になった。最新の史料によると、沖縄の戦役だけで14万人の庶民が命を落とした。砲弾や空襲を受けて死亡した人のほかに、日本軍に強制的に兵隊にさせられて死亡した人、集団自殺に追い込まれた人もいる。戦争を深く覚えているため、那覇人は特に平和を重んじ、自衛隊配備をひどく嫌っている。
那覇は日本を背にする南部最大の国際空港、港だが、密集する軍事施設が経済成長を大幅に制約している。那覇港は沖縄に駐在する米軍の主な補給、海上輸送の場所であり、12の埠頭が米軍に使用されている。
早稲田大学の稲福恵子教授は、「島の防衛が軍事化を引き起こしているため、琉球は誤った国家戦略の犠牲になるおそれがある」と話す。日本政府がこの地域の発展を本当に望むのであれば、那覇の軍備強化をやめるしかない。歴史は、日本の軍事化は安全をもたらさず、地域の平和を壊すだけだと証明している。
(文:軍事科学院 康永昇)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月30日