メキシコは16日に独立203周年記念日と陸軍創設100周年記念日を迎え、現地時間12時に独立記念軍事パレードを行った。中国人民解放軍三軍儀仗隊は3年ぶりに、他の17カ国の儀仗隊と共に招待を受けて参加し、現地住民に深い印象を残した。
メキシコシティはしとしとと小雨が降っていたが、軍事パレードの行われる大通りの両側は民衆でいっぱいだった。中国人民解放軍三軍儀仗隊が整然とした足並みで通り過ぎると、熱烈な拍手と歓呼の声が上がった。「中国」「中国」と大きな声で叫び、中国儀仗隊を熱烈に歓迎する民衆も少なからずいた。
軍事パレードを見学したメキシコシティの住民、クラウディアさんは「中国儀仗隊は整然とした足並みで、士気が高く、各国の儀仗隊の中で抜きん出ていた」と語った。中国人民解放軍三軍儀仗隊は2010年の初参加の際、クラウディアさんに深い印象を残した。今回再び儀仗隊の勇姿を見て、クラウディアさんは非常に感動したと言う。軍事パレードの総指揮を務めたバルガス少将も中国人民解放軍三軍儀仗隊を大いに称賛した。
儀仗隊の李本濤隊長によると、中国人民解放軍三軍儀仗隊が海外の行事に参加するのは今回で4回目。今月5日にメキシコに到着し、各国の儀仗隊と共に訓練を行った。メキシコのテレビや新聞も中国儀仗隊について報道した。
エクセルシオール紙は「中国軍儀仗隊は他国と比べて、より規律正しく、動きもより整然として協調がとれており、一度見れば忘れられない」と指摘した。
レフォルマ紙の記者は「中国が今年の独立記念軍事パレードにアジアから唯一招待されたことは、メキシコ政府の中国重視の姿勢、そして中国との友好関係の強化という強い意向を十分に示すものだ」と指摘。両国関係のたゆまぬ発展に伴い、両国がより多くの交流活動を行うこと、より多くの中国要素がメキシコを魅了することを希望すると述べた。
邱小琪駐メキシコ中国大使は「今年6月に中国とメキシコは両国関係の包括的・戦略的パートナーシップへの格上げを宣言した。これは両国関係の発展における一里塚であり、両国関係の発展に新たな1ページを開いた。解放軍三軍儀仗隊の今回の訪問は、両国関係の発展を力強く後押しする役割を果たした」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月18日