5月のユーラシア大陸の歴訪後、中国の新指導部の首脳は明日、新たな外遊を開始する。李克強総理は、10月9日から15日にかけてブルネイ・バンダルスリブガワンで開催される東アジアサミット(eas)に出席し、ブルネイ、タイ、ベトナムを正式訪問する。
外交部は昨日、国内外プレス向け本件に関するブリーフィングを開いた。劉振民外交部副部長は記者の質問に回答した際に、「李総理が東アジアサミットに出席する間に、日本・フィリピン首脳との二国間会談を予定していない」と述べた。
東アジアサミットに出席
金融リスクの対応が会議の焦点に
今回の東アジアサミットには、第16回中国―ASEAN(10+1)首脳会議、第16回ASEAN+中日韓(10+3)協力記念サミット、第8回東アジアサミットが含まれる。
劉副部長は、「新指導部の総理が東アジアサミットに出席するのはこれが初で、かつブルネイなどの国の訪問を予定している。現在の東アジアの地域情勢は全体的に安定しており、各国の経済は持続成長を維持し、地域協力が絶えず推進されている。しかし国際・地域情勢の不確定要素は依然として多く、世界の主要準備通貨国の経済政策の調整が、東アジアの経済・金融安定に一定の影響と打撃をもたらす。ゆえに地域安定の維持、金融リスクへの適切な対応、地域一体化の推進、共同発展の模索は、東アジア諸国の共通の願いであり、今回の東アジアサミットの焦点となる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月8日