この3つの道筋は協力の意識と習慣の育成に着眼したものだ。南中国海協力のパイが大きくなれば、溝の重みもそれに応じて減る。すぐに溝を解消できずとも、協力の余地を見いだすことができる。南中国海問題においていわゆる後ろ盾を得ようとし、大勢でけんかをし、「国際化」の道を歩むのはいずれも無益だ。
もちろん、この3つの道筋を歩むことができるかどうかは、中国のみでは決定できない。南中国海各国は共に3つの道筋に従って前進すべきであり、逆行してはならない。南中国海問題は長年にわたって積み上げられ、形成されてきたものであり、解決には一定のプロセスを要する。「恐れるべきは遅いことではなく、立ち止まることだ」と言う。南中国海の関係各国にはいずれも中国側と共に、協力によって南中国海問題を積極的かつ堅実に処理する責任がある。こうして初めて南中国海を真に「平和の海、友情の海、協力の海」にすることができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月15日