第2に、中国は平和共存五原則を基礎に中東諸国との対等な関係を発展させ続けている。世界の地政学的状況と国際エネルギー構成において中東は特殊な地位を占め、地域の国の内部問題に大国が介入することが珍しくない。中国は常に平和共存五原則を堅持し、中東諸国が自らの国情と民意に沿った発展の道を模索することを支持し、一国の合法的政権を外部勢力が強引に転覆させることに反対している。中国からすると、国家は大小、強弱、貧富を問わず一律に対等であるべきだ。中国はシリア問題で原則を堅持し、拒否権を3回発動して、大国としてのしかるべき責任と気概をはっきりと示した。中国のやり方は、中東地域の大多数の国々の理解、支持、敬服を勝ち取った。
第3に、中国は中東諸国と互恵協力を堅持し、発展とウィンウィンを実現している。中国と中東諸国の経済は補完性が高い。近年双方は貿易、投資、科学技術、金融、エネルギー分野で成果に富む協力を展開し、互いの国と国民に確かな利益をもたらしてきた。中国は中東諸国にできる限り経済発展支援と人道支援を行い、様々な専門技術者を育成してもいる。より重要なことに、中国は世界経済の中でますます重要な「スタビライザー」としての役割を発揮し、中東諸国の発展にさらに多くの機会と保障を提供している。中国が重視するのは、まさにこうしたウィンウィン式の協力だ。
だがなぜ西側の一部の国とメディアはこうした中国の政策と成果について見て見ぬふりをするのだろうか?これは中国が中東で発揮している役割が西側諸国と全く異なるからかもしれない。中国は平和を支持しており、戦争に反対し、武力による脅しもしない。中国は平等・公正であり、中東諸国と尊重し合い、物事自体の是非曲直を準則とし、一方の肩を持たない。中国は誠実・実務的であり、中東諸国に誠実に接し、自らの発展を図ると同時に他国との共同発展も後押しする。西側の一部の国とメディアは中国のやり方をあれこれ批判するが、中国の役割が中東地域の国々から支持され、認められ、中東に親密で信頼できる友人を持つことは彼らにも否定のしようがない。